たとえ排便が1週間に一度でも、本人が快適なら便秘とはいえません。反対に毎日お通じがあっても、痛みや残便感などがあれば、充分治療の対象になります。便秘の苦痛度は、人によって違います。便のことで悩んだら、迷う前にまずは気軽に病院に相談しましょう。とくに原因もなく急に便秘になった場合やだんだんとひどくなる場合は、病気の可能性もあるので、受診しておくと安心です。
便秘を扱うのは、内科、消化器内科、胃腸科、心療内科などですが、重大な病気でなければ扱わない病院があるのも現状。なかでも便秘を専門に診てくれる「便秘外来」がおすすめです。インターネットによる検索がもっとも見つけやすい方法です。

 

●症状・経過をメモして行こう
・受診の前に、自分の症状や経過をメモにしていくと、医師にスムーズに伝えられて役に立ちます。便秘はいつごろからあり、何かきっかけがあったか。痛みなどほかの症状はあるか。便秘になる前には、何日に一度くらい排便があったか。のんでいる薬は何か、これまでにどんな薬をのんできたか。薬以外に食事や運動など、どんなことを試してきたか。以上のようなことを思い出して、整理しておきましょう。

 

 

■こんなときが受診の目安
・市販薬を用量を超えてのんでいる
・食事などの対策をしても改善しない
・便はなんとか出る紙つねにおなかが痛む
・残便感があり、すっきりしない
・便の量が減ったり、形状が変わった
・だんだん便秘がひどくなってきた
・粘液や血がつく

 
■診察の流れ
●問診
医師によって、症状や経過などを詳しくきかれます。その中で「運動をやめてから便秘になった」など、便秘の原因と思われる習慣を見つけたり、ほかの病気の可能性がないかも探ります。

 

●触診
おなかが張る、痛みがあるという場合は、おなかに触れて便やガスの状態を確かめる触診が行われます。同時に打診や聴診なども加わります。「肛門が痛い」「出血がある」などの訴えがある場合は、「直腸診」といって肛門からの触診が行われることも。

 

●内視鏡などその他の検査
便秘の原因となる病気がないか調べるために、便潜血反応検査(がんやポリープなどで便に血液が混じっていないか調べる)、レントゲン検査や超音波検査(便やガスの状態、腸に狭窄や閉鎖がないかなどを調べる)、大腸内視鏡検査(肛門からフアイバースコープを入れ、大腸の中を見る検査。カ統やポリープがないか調べる)などが行われることもあります。大腸内視鏡検査は、検査をしながらポリープを切除できるほか、腸内がきれいになり、便秘体質の改善にも効果がみられます。心因性の便秘が疑われるときは、心理テストやカウンセリングが行われることも。






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